宝石をもっと楽しむWebマガジン 福岡宝石市場 Plus

Vol.4
USED(中古)ジュエリーの
魅力について

私共のショップでは主にUSED(中古)ジュエリーを取り扱っています。

昔は「中古」という言い方しかありませんでしたが、今は「リサイクル」や「ユーズド」、「リユース」という表現が使われるようになってきました。
時代の流れとともに「中古」に対する考え方が変わってきていると感じます。

モノを売る時でも、一昔前であれば選択肢は「質屋」のみでしたが、昨今は「買取店」「リサイクルショップ」が台頭し、選択肢が豊富になってきました。

その理由として昔は「お金を作るために質草として預け、期間内に引き取れず致し方なく流す(質草として売却)」から、今は「不要なものを売却する」になったからだと感じます。

宝石・ジュエリーの中古を購入するというと、抵抗を持つ方もいらっしゃいます。
また「石には念が宿る」といわれ、中古の宝石を忌み嫌う方もいらっしゃいます。
確かに質屋の質草という扱いであれば、持ち主の引き取れなかった思いは残っているように感じます。
でも、冒頭で触れたように「売る理由」が変わってきました。
売り手は次の買い手、つまり次のオーナーを探す時代になったのです。

今回はそのような時代の流れを踏まえ、実際にUSED(中古)ジュエリーを購入するメリットについてご紹介します。

新品ではなく、USED(中古)ジュエリーを選ぶメリットは大きく3つあります。

  • メリット1. 価格
  • メリット2. 希少性
  • メリット3. リサイクル

まずは、価格についてです。

メリット1. 価格について

[写真]

中古ジュエリーは新品の販売価格の30〜50%程度で購入できることが多く、なかなか手が出にくい高額なジュエリーも中古であれば買いやすいという方が年々増えてきています。

また、気に入って買ったジュエリーも年齢を重ね、流行や好みの変化により使わなくなる日も来るかもしれません。
そうなると「売却する」という選択肢も当然出てくるでしょう。
そんな時に新品で購入したジュエリーであれば、売却価格が思った以上に安くて困ってしまうかもしれません。
一方で中古で購入したジュエリーであれば、購入価格の5割程度で売却できる可能性があります。
(実際に福岡宝石市場では、ご購入いただいた商品のお買戻しにつきましては、基本的に販売価格の50%以上の価格をご提示できるように努めております。)

気に入った中古ジュエリーを購入し、心ゆくまで堪能。
もし使わなくなったら売却、そしてその売却代金で新しい中古ジュエリーを購入。
そんな楽しみ方も中古ジュエリーだからこそできる魅力です。

次に希少性についてです。

メリット2. 希少性について

[写真]

宝石は自然の産物なので、永遠に採掘できるとは限らず、中には既に枯渇し新たな産出が難しい石が存在します。
例えば、ブラジル産のパライバトルマリン。
もう何年も前に鉱山が閉山し、新たな産出はストップしているため、ブラジル産パライバトルマリンを入手するためには還流市場から調達するしか方法がありません。
つまり百貨店や宝石専門店でブラジル産パライバトルマリンを探すのは極めて難しいことですが、USED(中古)ジュエリーを選択肢として考えると購入が可能になります。

またもう1つの例として、ブランドジュエリーで考えてみます。
ブランドにはメジャーなブランドとマイナーで知る人ぞ知るブランドというものがあります。
宝飾品で一般的に有名なブランドといえば…カルティエ、ティファニー、ブルガリ、ヴァンクリーフ&アーペル、ミキモト、田崎真珠があげられるかと思います。
さらに宝飾品が好きな方がご存じのブランドはショーメ、ショパール、ピアジェ、ハリーウィンストン、グラフ、ギメルなど。
またその他にもメジャーではないけど良いジュエリーを制作しているブランド、国内には正規取扱店のない海外ブランドなどもあります。
それらのブランドジュエリーの廃盤となった過去の作品や、入手困難な限定品、完全オーダーの1点物などを見つけることができる可能性があることが魅力の1つです。

このように今は採掘されることの難しくなった石や、現行で販売されていない宝飾品などは中古でしか手に入らないものがあります。
希少性が高くなればなるほど、中古でも見つけることは困難になりますが、それを辛抱強く待ってついに手に入れることができた時の喜びは何事にも代えがたいものになることでしょう。

最後にリサイクルについてです。

メリット3. リサイクルについて

[写真]

中古ジュエリーをリサイクル(循環)させる過程で喜ぶ人は誰でしょうか。
使わなくなったジュエリーを売った人、お気に入りのジュエリーをお得に買えた人。
そんなジュエリーを紹介することができた店員さん。
また、次のオーナーの元で再び活躍できる機会を得たジュエリーもきっと喜んでいることでしょう。

つまり1つのジュエリーをリサイクル(循環)させることで多くの人を喜ばせることができる可能性を感じます。

そして日本でも、ヨーロッパのように良いものが時代を超え何代にも渡って受け継がれていく文化が、当たり前になれば素敵なことだなと思います。

このようにUSED(中古)ジュエリーは考え方や見る視点を少し変えてみると新品と違った魅力があるものです。

今回は、魅力ということで良い点をメインに書きましたが、USED(中古)ジュエリーには当然デメリットもあります。
例えば、ブランドや石の真贋、状態や耐久性、経年劣化、ブランドのアフターサービス等々、新品で購入したほうが安心できる点もあります。
それらのデメリットと、今回ご紹介したようなメリットを照らし合わせて、より良い選択をしていただければ、嬉しく思います。

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